結論:英会話やTOEIC目的だからといって敬遠するのはもったいない!高校レベルの英文法を網羅的に学習できる良書です
Next Stage 英文法・語法問題[4th EDITION]: 入試英語頻出ポイント218の征服
本書の特徴
高校英文法を網羅的に学習できる
第1章の時制から文法項目毎に豊富な問題集が掲載されており、ネクステ1冊で高校英文法の全分野をカバーすることができます
解説は必要最小限ですが、初歩的な文法用語を知っていれば十分に理解できる内容です。解説が細かすぎると復習に時間がかかるためデメリットとはなりません。この解説で分からなければネクステをやる前に初歩的な高校英文法書(大岩のいちばんはじめの英文法など)を完成させましょう。Evergreen(旧フォレスト)などの文法書までやらなくても十分理解できる解説となっています。
問題と解説が見開きで収まっており問題と解説が同時に確認できて学びやすい
左のページに問題、右のページに解説となっています。ネクステはインプット用として割り切って使うのがおススメですので問題と解説が同時に見れる構成は使いやすいです。
また、右のページの答えを隠せるように赤いシートも付属しています
本書を推薦したい対象者
大学受験、TOEIC、英会話など学習目的を問わず、基礎文法を固めたい方
本書のおススメの使用時期
中学英文法と高校英文法の入門書を完成後。
ネクステの解説は分かりやすいですが簡潔なものとなっています。最低限の文法用語、基礎文法については学習済みであることが前提の構成となっています。
大岩のいちばんはじめの英文法のような薄めの英文法書は完成させる必要があります。
なお、Evergreenなどの分厚い参考書を完成させている必要はありません。
私が使用した時期
くもんの中学英文法、大岩のいちばんはじめの英文法を終了後。
このレベルでも、ネクステの解説を読んで全く理解できないというものはありませんでした。
当時、持っていた文法書で厚めのものは一億人の英文法のみでしたが、この本は辞書としては使いにくい構成であり、またネクステより解説が分かりやすいという訳ではなかったので使いませんでした。
本書のおススメの使い方
- 最初は気軽に解き進める、長考せずにすぐ解説を見て構いません
- 繰り返して行くうちに得意な問題と不得意な問題が分かるようになります
- 不得意な問題については重点的に復習しておく必要があります
- どうしても理解できない解説があればネットなどで調べましょう
- 何周もするうちに既に答えの番号を覚えてしまうでしょうが問題ありません
- 全ての選択肢を根拠を持って切れる状態になれば完成です
- ※単語とアクセント問題については特にやらなくてもいいです
本書を使用して実感した効果
私は英会話目的で勉強を始めたため、最初のうちは文法書をなんとなく読みすすめる勉強をしていました。
しかし実際に問題を解いてみると、すんなり理解できた気になっていた文法事項が、実は正確に理解していなかったことが分かりました。
また、本書は標準的で分かりやすい解説となっており、一億人の英文法の表現ではいまいち理解できなかった文法項目についても理解が進み、高校レベルの基礎英文法を網羅的に学習することがきました。
まとめ
ネクステは大学受験用の英文法問題集ですが、
基礎英文法を網羅的に学べるという点で学習目的に関わらずおススメできる英文法書だと思います。
一億人の英文法で躓いた私が、TOEICでる1000問に移行できるレベルになったのは間違いなくこの本のおかげです。
確かに日常会話やTOEICで問われるビジネス英語からは逸脱した問題も少数ながら掲載されています
ネクステの解説でも「現代英語では使われない」などの説明が載っていますので、そういう問題は修正テープで消してしまえば気になりません。
食わず嫌いは損ですよ。
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